春休み総括ほとんど家にいて、映画を観たり、小説を読んだり、絵を描いたり、ときどき友達に会って楽しむささやかな休暇だった。春がきて枯渇から生命が蘇ってくるのを散歩しながら観察していった。上流階級への謎のコンプレックスが急に取るに足らないもの…

めくるめく大学第４学年を修了した。これで人生何度目の春休みになるだろう。とりわけ大学に入学してからというもののここ数年は春休みの到達感が感無量と言った感じだ。自分なりに頑張ったなぁと思えてくる。そこにさらに付け足すなら、相対的にどうあるか…

四年生の2月には人生を左右する全国一斉試験がある。そろそろ重い腰あげるか....というパッとしないトーンで後期も11月まで進行している。重い腰はあげてるのかあげてないのかよくわからないほど地面すれすれ。重くない腰がほしい。さすがに11月にもなれば皆…

美しいと思う情景というのはどこか廃れてて、延長線上には一筋の死が差しこんでいる。周囲には無限がただただあって、到底かなわないという無力感を実感する。そして安心する。 悲しみや空しさ、孤独にたいして、恐怖だけじゃなく喜びがある。憧れているのか…

先のことを考えるのに相応しい時期はいつだろう。人と比べることじゃないから、自分でやっていくしかないんで、自棄になりそう。ある程度流されて、重要なときだけ舵を切ればいいのだろうけど、重要なことの全てに親切に【重要】の注意書きがあるわけじゃな…

私は過去の収拾をつけることを昔から放棄している。22年生きていて、数年前を意図して顧みることをほぼしない。思考する上での議題としては、過去の出来事よりも今現在の出来事の方が意味を持つ気がするから。そんなわけで、必要性を感じていなかった習慣な…

先月から映画館へよく足を運んでいる気がする。今月に入ってから見た映画はどれもよくて、終わった後にすっと浄化されるような感じがした。ざっと三作ほど。ニンフォマニアック、トムアットザファーム、アルゲリッチ 私こそ音楽！それぞれ全く違う映画だけど…

そういえば先日誕生日を迎えて２２歳になったので、一応いくつか記録を残した方がいいような気がしてきた。書く。 まず、２１歳の目標がなんだったのか忘れた。だから達成したかどうか不明。毎回誕生日ごとに目標を決めるのに、おざなりになって達成できなか…

友達とジュエリーの話になったときに、ルネサンスとバロックどっちが好き？と言われて私は答えられなかった。両方とも好き。ブチェラッティもカッツァニーガも、それぞれ良さがある。両方ともずっと浸っていたい世界だ。間違いなく。 バロックが栄えるものと…

祖母の死が迫る中、二週間にもおよぶ海外旅行に踏み切った自分を人でなしだと感じた。旅行から帰ってからも祖母は懸命に命をつなげていて、それで自分の罪が購えたわけではないが少しだけ罪悪感は軽減された。 近しい親戚が死に向かっていく姿を見るのは私に…

自分が浸っているこの嗜好、フェチにどんな名前がついているか知りたい。そうすれば、いつだってぐぐればめぐりあえるんだけど。 わたしの呪物崇拝は飽きれるほど不定形なので何て表現すればいいか難しい。端的に言えば諸行無常の概念とか、視点そのものがフ…

最近、定番嫌いの私がある日突然何を思ってかクロエのオードパルファムを買った。比較的ナルシシズムに基づいてしか香水をつけてこなかった私は雷にうたれた気分だった。なにを感じたかって、楽を覚えた瞬間に感じるあっけなさと喜び。香り自体は好みかと言…

学生会に入って初めての活動が、去年の今頃入学式の準備をしたことなんだ。で、今年度の入学式が明日に控えていて、今日はその準備をしてきた。同時期に入会した子と、「去年もこんなことしたよね」という話をして笑った。一年がたつのは早い。 初めての事は…

携帯電話を持つようになってから、気になったことをすぐにそこにメモする癖がついた。悪いことではないが、自分の脳みそを使う努力もせず、「外付けハード」に依存するのは果たして良いことなのか。仮に良くないことだったとしても、以降もメモを控えられる…

冬の寒い時期はどんないい香りもさほど興味が向かなかったのに、なんとなく気候が春めいただけでがらっと気分がかわってしまったみたい。「フラワーブーケ」的なよくあるシャンプーの香りを素直にいい香りだと思って、誰かがシャワーを浴びたあとの、浴室付…

休暇前の一ケ月が修行僧ばりの禁欲生活だったから、春休みに入ったら一切ガマンのない生活をしようと決めてた。だから現在その方針に沿って日々をお楽しみ中！….嘘だ。残念だがそんなに軽やかにいってない。何日か前に何故だか勢い込んで映画を七本も借りて…